ザ・ロイヤル・テネンバウムズの感想(ネタバレ)
孫に万引きを手ほどきするロイヤルに感動しました。こんな爺さんになりたい!
★★★★★
孫が出来たヤンじいさんは、この作品を是非見て頂きたい。ウェスアンダーソン監督の作品の中で最高傑作!家族を顧みず、自由気ままに生きるロイヤルが突然家に帰ろっかな。とおもってしまうところは自分を見ているようで心に刺さりましたw完璧に見える天才家族でも、完璧じゃないところがすごく人間臭くて好きです。特に好きなシーンは、ロイヤルが勉強と仕事ばかりやらされている孫を親に秘密で外にあそびに連れて行くシーン。万引きを手ほどきするシーンなんか、こんな爺さんになりたい!と本気で思いました。ただ、この映画を理解できるのはそれなりに人生経験を積んだ方だと思うので、20代にはちょっとわからないかも…。
ストーリー
テネンバウム家の3人の子どもたちは皆若くして成功した天才児。長男のチャスは10代で不動産売買に精通し、国際金融にも才能を発揮する。長女マーゴは12歳で劇作家デビュー。次男リッチーもまたテニスのジュニア選手権3連覇で将来を嘱望されていた。しかし、父親の過ちと裏切りにより一家は崩壊を始めてしまう。チャスは飛行機事故で妻を失い、男手ひとつで二人の息子を育て、マーゴは年上の男と結婚の末無気力な毎日を送り、次男も突然テニス界を引退、船旅に出てしまう。そんな彼らと再び家族の絆を取り戻したいと考えた父親は一計を案じるのだったが……。
キャスト
ロイヤル・テネンバウム役 ジーン・ハックマン
エセル・テネンバウム役 アンジェリカ・ヒューストン
チャス・テネンバウム役 ベン・スティラー
マーゴ・テネンバウム役 グウィネス・パルトロー
リッチー・テネンバウム役 ルーク・ウィルソン
イーライ・キャッシュ役 ダニー・グローヴァー
ヘンリー・シャーマン役 ビル・マーレイ
ダスティ役 クマール・パラーナ
パゴタ役 アイリーン・ゴロヴァイア
グラント・ローゼンマイヤー
ラリー・パイン
ジェニファー・ワクテル
スタッフ
監督 ウェス・アンダーソン